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2009年12月

2009年12月18日 (金)

グループワークの定義

●コイル

・「グループワーク年鑑」-1939

グループワークとは任意で作られたグループで、余暇を利用して、グループリーダーの援助のもとに実践される一種の教育的過程であり、グループ経験を通して、個人の成長と発達を図るとともに、社会的に望ましい目的のため、各成員がグループを利用することである

●コノプカ

・「ソーシャルグループワーク」-1963

ソーシャルグループワークとは、ソーシャルワークの一つの方法であり、意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処しうるよう、人々を援助するものである

●トレッカー

グループワークとは人と人の関係を結び、それによって成長の機会を経験させる方法及びその過程

●ヴィンター

小さな対面グループの中で、あるいは、そのグループを通じて、グループに参加しているクライエントが望ましい変化をなすように援助する方法

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2009年12月11日 (金)

グループワークの歴史

●黎明期

産業革命後の社会改良運動の一環として生まれた青少年団体(YMCA、YWCA)またセツルメント運動の中のグループ活動として始まる。

●専門教育の始まり

1923年大学院でコイルの講義が始まる。

●ニューステッターの定義

1935年全米社会事業会議で「集団援助技術とは、自発的なグループ参加を通して個人の成長と社会的適応を図る教育的過程である」という定義を発表した。

●社会福祉の専門職としての認知

1946年全米社会事業会議におけるコイルの定義による。

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2009年12月 7日 (月)

グループワークの理論モデル

●社会諸目標モデル

トレッカー、ギルバート、コノプカ

・最も古くから存在し、グループワークを通して社会問題の解決を目的とする。

●治療モデル

コノプカ、ヴィンター

・グループを用いた個人の治療をその特色としている。援助者は変化せしめる人。

●相互作用モデル

シュワルツ

・方法論統合化の視点から、グループを媒介として個人と社会組織がお互いの利益のために相互援助システムとして機能することを目標としている。援助者は媒介する人、可能ならしめる人。

●ヒューマニズム的モデル

トロップ

・実存主義アプローチとも呼ばれ、グループに対するワーカーの機能をワーカーの姿勢という角度から捉えようとしている。ワーカーと利用者は対等な関係。

●社会的学習モデル

スキナー

・行動モデルと呼ばれ、クライエントの行動変容を目的とする。

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2009年12月 4日 (金)

ケースワーク理論の新たな展開~生態学理論~

●人間生態学

①自然科学の領域で、生物集団と環境との相互関係を考察する自然生態学として発展した。

②これを人間の生活と環境との関係に焦点を当てたのが人間生態学。

●生態学的視点

・生活という継続した全体的な営みの中で、人間の問題を人間と環境との間の動的な相互作用から起こるものとしてとらえる。

●生活モデル

①ジャーメインとギッターマンがこの生態学的視点を基礎理論として開発したのが生活モデル。

②人と環境の間の交互作用に焦点を当てる。

③人の問題が環境で支えられないほど重い問題である場合や環境が整っていない場合、人の環境に働きかける力が弱い場合、人間関係や生活空間の不適切な交互作用がある場合、またそれに加えて何らかの気質的要因がある場合などに問題は重篤化する。

④人の対処能力には、関係性、力量、自立性、自尊感情などがある。

⑤人はその中で社会的支援を受けながら、自らの対処能力を高め、自尊心の助けを借りつつ、環境を変えるべく働きかけ、資源を活用しながら積極的に環境に適応しつつ、問題を解決していく。

⑥伝統的な心理社会的アプローチが、利用者の変容を目的とする医学的モデルであったことと対照させて、人と環境の交互作用の中に問題の原因を見出し、その双方または関係そのものに働きかけることによって問題の解決をはかるアプローチとして、多くの関心を集めている。

⑦前提として人の対処能力や生得的な力への信頼があり、エンパワメントアプローチとも共通するものであり、またその基本的な考え方を基礎としてソーシャルサポートネットワーク論や、ケアマネジメント理論など多彩な援助理論が発展した。

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